著書本から次のアレンジの紹介はこちら
『男の子にも女の子にも似合う服』
飾りボタンのワンピース
codamariではセレモニーの
“特別な日の装い”としてお仕立てさせていただいている特別なワンピース
書籍ではストライプのカジュアルなものと2作品掲載しています。
このワンピースをどうにか夏にも着れるように
簡単に…フレンチスリーブにできないかなと
頭の中で試行錯誤を繰り返し
ひとつ良いアイデアで形になりましたのでご紹介です
【用意するもの】
3.5cm幅のバイアス布/今回は共布を使用
(脇〜袖周りの縫い代をくるめる長さ✕2本)
【フレンチスリーブの作り方】
ワンピース身頃〈 p56 3.肩を縫う→ジグザグミシン〉まで進め
脇〜袖口の縫い代をバイアステープでくるみます
〈 P36 Point Lesson ①くるむ 〉の方法で
※表からもバイアステープが見える仕上がり
脇の縫い止まりの合印を見失わないように印を忘れず。
〈P56 4.脇を縫う〉
縫い代1cmで脇を縫い合わせます
(パイピングのぎりぎりあたりを縫う形になります)
そして、ズーーム☆拡大
合印から2.5cmの位置と、縫い止まりの位置
●を直線で繋いだ位置を縫い合わせます。
返し縫いはしっかりと
表から見た状態
これで簡単なフレンチスリーブが完成です
この方法ギャザー切りかえのブラウスでも応用がきくかと思います◎
⚠使う布の厚みやミシンによっては縫いづらくなるかもしれません。
ご理解ご了承の上アレンジください。
脇の縫い代は割り、
その後の工程は作り方通りにワンピースを完成していただくのですが
いくつかポイントでおすすめの方法をお伝えします。
【スカートの合印】
ギャザーを寄せる際に、切り込みの合印では見失ってしまう場合があるかと思いますが
そんな時ににおすすめなのが安全ピンです
ギャザーを寄せる捨てミシンなどを縫うときに邪魔にならない位置で留めます。
ギャザーを寄せる作業をしていても見失うことがなくて便利です
⚠繊細な素材、安全ピンの跡がついてしまうような素材の場合はおすすめしません。
【首周りの仕上げ】
〈P36 Point Lesson ②バイアス布を身頃の裏側に倒す〉
書籍では首周りのバイアス布での始末を
二種類、掲載していますが
どちらもバイアス布は4cm幅で用意をする方法になっています
どちらの方法も、4等分にしてまずアイロンでこのようにしっかりと折り目をつけます
そして、今回のワンピースで使用する
〈P36 ②バイアス布を身頃の裏側に倒す方法〉
これがおそらく一般的な方法より包む枚数が一枚多く、戸惑う方もいらっしゃるかなと。
たくさんたくさんお洗濯を繰り返す子供服だから。
首周りの仕上げは繊細さよりも、丈夫さと見た目の長持ちさを重要視して
codamariではこの方法を使用しており
そのまま掲載をお願いした方法でした。
今回はすこしシャリ感のあるリネン素材だったこともあり
子供の首周りの肌触りや着心地、
厚みが出すぎないように柔らかなコットンを使用して仕上げました
折って、折って、くるんで
カーブに沿うようにアイロンでしっかりと整えてまち針をとめてから縫います。
肩ボタンのプルオーバーやノーカラーシャツなども同様です。
厚みのある布の場合はパイピングの素材は変えてみたり
縫い代カットをしたほうが仕上がりは美しいのではないか…など
まだまだ、まだまだ、私自身
いかに綺麗に仕上がるかを追及していきたい首周りの仕上げのお話でした。ご参考までに
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袖付けのいらないフレンチスリーブへのアレンジ
ぜひ秋の重ね着や季節が巡って
暖かくなる頃の一着として楽しんでみてください🌿